こんにちは、秘書検定準1級面接対策、就職面接対策講師のKeiです。
新入社員が配属されると、いろんなことが目に付きますよね。
やってはいけないミスなどがあると、今すぐ注意しなければ…
でも、すぐにその場で指導するのはNGです。
後輩を指導するにもビジネスマナーがあります。
後輩指導にもビジネスマナーを忘れずに!
後輩の指導にはマイナスをゼロに回復する指導と、プラスを伸ばす指導の2種類があります。
- マイナスを回復する指導「叱る」
- プラスを伸ばす指導「褒める」
叱るときのビジネスマナー
絶対にしてはいけない叱り方は「自分の席に呼んで、感情を隠さず怒る」ことです。
あなたが先輩に「ちょっとこっちへ来て」といって席に向かい、5分くらい怒られたらどんな気持ちになりますか?きっと、次のような気持ちになると思います。
- みんなの前で叱られて恥ずかしい
- 相手が座っていていつまでも叱られそう
- もうわかったから、早く終わって欲しい
正解の叱り方は、次のとおりです。
- 人気のないところで静かに叱る
- 自分も後輩も座れる場所で叱る
- 指摘でなく正解を伝える
後輩の理解度にもよりますが、基本的に本人も失敗には気づいています。指導をするときは、指摘は少なめで構いません。先輩らしくどうすればベストだったのかをたくさん教えてあげましょう。
自席で叱るのは、あなたのビジネスマナーが疑われるという一面もあるのです。
褒めるときのビジネスマナー
褒めるときは、逆に自席で自然と周囲に聞こえるようにします。
本人のヤル気もアップ、周囲もいい気分になります。そして、褒めるべきとき、きちんと褒められるというあなた自身の評価も上がります。
後輩指導のちょっとしたコツ
少しだけ後輩指導のテクニック的なお話しをしましょう。
人を褒めるときは、周囲に聞こえるようにとお話しました。
でも実は、もっと良い褒め方があります。
本人がいない場で、褒めることです。
エピソードを加えて「あの子はこうしたんですよ、素晴らしいと思いました」と語るのです。いつか、それを聞いた人が「あの人は君のことを褒めていたよ、ほらこんな事があったって…」なんて耳に入ると効果てきめんです。
そんな簡単に?
逆の例を出しましょう。信用していた人が、別の人にあなたの悪口を言っていたことを知ったら?
相当ショックですよね。
このように、自分のいないところでされた自分の評価を別の人から聞くというのは、直接聞くよりも数倍のインパクトを与えるのです。
どうせなら、素敵なショックを与えてあげましょう!
あなたの後輩指導が将来の社風を作る
あなたがプラス思考で後輩を指導すると、後輩も同じ指導方法を知ることができます。
その後輩も、また同じ指導方法を知ることとなり、その同期も「あの人の指導、まねしたくなるよね」と、良い循環が生まれます。
風通しの良い社風は、上下の信頼関係が強い組織に形成されます。
良い後輩指導の初代をあなたが務めるというのはどうでしょうか?
今回のビジネスマナーコラムはここまでです。またお会いしましょう!
秘書検定受検に興味が湧いたら、ぜひ準1級にチャレンジしてみて下さい!