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【就活向け】秘書検定以外のおすすめ資格3つ

就活おすすめ資格3つ

大学3年生から「就活に間に合う資格を教えてほしい」とよく質問されます。

就活指導講座では多くの生徒さんが次のような悩みをっています。

  • 希望業種が決まっていない
  • 履歴書に書ける資格がない
  • 短期間で取得できる資格を探している

わたしは、学生時代のアルバイトリーダー、一部上場企業社員時代、大学での就職指導も含めると、相当な人数を面接してきました。

今回紹介する資格は、30年近く面接をしてきた経験をもとに、新卒を採用する側から好感を持てる資格を3つだけに厳選して紹介します。

就活向けの資格【厳選3つ】

今回は、履歴書の資格欄を埋めるために短期間で合格を狙える資格として3つだけ厳選して紹介します。
将来の独立開業など向けではありませんので、ご了承のうえ参考にしてください。

簿記検定3・2級(学習期間6ヶ月)

おすすめ資格簿記検定

試験日程 6月・11月・2月
ダブル受験可能(3・2級同時受験がおすすめ)

学習概要
会計の仕組みがわかります。秘書検定でも用語が一般常識として出題されることがあります。目標は2級(株式会社の会計)。日本経済新聞が読めるようになります。
もしも将来、独立開業の夢があるなら必須の知識です。

試験団体
日本商工会議所 https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping

・FP技能士3・2級(学習期間6ヶ月)

おすすめ資格FP

試験日程
5月・9月・1月
ダブル受験は不可(できますが、3級→2級がおすすめ)

学習概要
「老後2,000万円必要」に代表されるように、現代日本ではだれもが将来をみすえてお金を用意しておかなければなりません。

FP(ファイナンシャルプランナー)は、お金にまつわる人生設計をサポートするための資格です。金融・不動産業界志望者はもちろん、公務員志望者にもおすすめ。

試験団体
一般社団法人金融財政事情研究会(きんざい)
https://www.kinzai.or.jp/fp
(連携資格であるAFP・CFPはFP協会による)

・ITパスポート(学習期間6ヶ月)

ITパスポート

試験日程
ほぼ毎月

学習概要
現代のIT社会で働くために必要なレベルの情報処理に関する国家資格。
各企業の内部研修でも行われている内容なのでおすすめ。
そもそもインターネットなどが得意なら超短期間で合格可能。
なお、プログラマー試験ではないので文系の受検者が非常に多いのも特長。

(参考)新卒エントリーシートで活用している企業
https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/about/example.html#saiyou

試験団体
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
ITパスポート専用特設サイト
https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/about/about.html

余力があるなら「宅建士」がおすすめ

むかしから中堅の国家資格として有名な宅建
わたしが合格した頃は「宅地建物取引主任者試験」と言われていました。
標準学習期間は10ヶ月。大学2年生の12月ごろから始めるのがおすすめです。

宅建士は先ほど紹介した3つの資格とは違い、「免許」のような位置づけの資格です。
不動産業では、ある一定数の宅建士がいなければ営業停止処分を受けるため、社員に資格取得補助金を出したり、社内研修を行ったりしています。

宅建士合格者でなければ店長にしないといった不動産販売会社もあります。

その他メリットは様々ありますが、免許のような資格を1つ持っておくことで、女性なら出産後の社会復帰に大きく役立ちます。

就活としては不動産業だけでなく、金融、保険業関係で役立ちます。

また、マンションを借りるときに発生する「家賃1ヶ月分の手数料は払う必要がない?」なんて生活の知識が身につくことで楽しめる部分も。

ご紹介したFP技能士の学習項目に「不動産」があります。
宅建士の勉強をしていれば、学習不要ですから、同時に学習するのもおすすめです。

就活と資格の関係

学生時代は「正解を求められる」ことがほとんどでしょうが、就職活動には「正解はない」と断言できます。就活を誤解している人は非常に多いと感じています。

このため「就活に効く資格」を求めてしまう学生さんが毎年生まれてしまいます。

就活に万能な資格はない!

就職活動は、企業の欲しがっている人材像と、入社したがっている学生とのお見合いです。

1つ例を出しましょう。

あなたの第一志望の企業が「経理部門で大量の採用を考えている」とします。
採用担当者は、経理部で将来幹部になってくれそうなイキの良い新卒を期待しています。

そこに、弁護士資格を持っていたあなたが、もの静かに面接試験に挑戦しても(色んな意味で)採用されないでしょう。

もう一つの例を出しましょう。

3人の面接をしたとき、3人ともおなじ大学で、簿記2級を取得していました。
そのうちの1人だけが採用されました。

採用理由は自己PRの上手さでした。

取得している資格は、あなた自身ではなく、あなたが社会人になるまえに計画的に自分の価値をあげようとした努力の結果です。

資格は、「自己PR」と「志望動機」を上手に絡めることで活きます。

その資格が「就活に効く」かどうかは、自分のウデ次第なのです。
ですから「就活に役に立たない資格」もありません。資格を自分のアクセサリーとして輝かせられれば、どんな資格も有効なのです。

  • 自分という商品を企業に売り込む
  • 資格と志望動機を体験談でつなぐ
  • 就活に絶対はない

就活を控えている学生さん、がんばって!

就活に資格取得をすすめるのはなぜ?

資格欄が真っ白だと、社会へ出る準備をしなかったと思われます。
少なくとも書面審査で落とされる可能性は高まります。

数百もの履歴書とエントリーシートを見る立場からすれば、真剣に読み込む履歴書を減らしたいのが人情です。

何より、面接には時間がかかるので、1日に面接できるのは採用担当者1人で5〜8人が限界です。
学生同様、採用日が決まっている以上、人事部も面接対象者を期限までに決定しなければなりません。

就活に限っては、面接官の心情を理解して、せめて2つ程度は資格欄を埋めておきましょう。

就活に正解はない

よほど面接試験で失敗しない限り、不採用通知が届いても気にする必要はありません。
たまたま、企業の求める人材像にぴったりだった人がいたのでしょう。
あなたがほかの面接者に劣っていたのではありません。

うまく採用されたとしても、その会社があなたの好みでないタイプの人ばかりが働いているかも知れません。

面接官を恨んでしまったり、落ち込んでしまったりするかもしれません。
でも、なんら気にする必要はありません面接官も所詮は会社員。入社先で、来年あなたが採用担当チームの一人になっていることだってあるのです。
すべての企業に内定をもらう必要もなければ、あなたに問題がなかったとしても、必ず採用されるとは限らないのですから。

就活に正解はありません、内定コレクターなんて全くの無意味です。

唯一の正解は、「あなた自身が、そこで働けることを毎日楽しいと思える」ことのみです。

あなたを待っている企業が必ずある

就活なんて人生のほんの一瞬です。
しかし働くのは数年から40年先までありえます。

とにかく、リクナビやマイナビなどのような就職支援サービスは、なるべく会員登録をしておき、すこしでも自分が働きやすい企業と出会える可能性を高めるよう、アンテナを広げておきましょう。
UターンやJターン就職を狙うなら、地元の友人に就活情報の提供を頼むのも有効です。

ベネッセも就活サービスを始めています。比較的新しい就活サービスは機動力が高いので、登録しておくと思わぬ情報を手にすることもありますのでおすすめです。

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良い企業との出会いを心より祈ります。

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