第1の課題である「あいさつ」のポイント解説をします。
秘書検定準1級の面接会場の見取り図を再確認しましょう。
受検者は3人1組ずつ面接室へ案内されます。
面接官は「あいさつ」「報告」「状況対応」の3課題ごとに着席されています。
秘書検定準1級面接試験の第1の課題「あいさつ」
すでに入室、着席済みであることとして解説します。
イスの座り方、立ち方は別ページにて解説していますので参考にしてください。
面接番号を呼ばれる
面接番号を呼ばれたら、座ったまま
「はい!」
と通る声で返答しします。
返答してから椅子から立ち上がり、その場で直立姿勢をします。
次に、「あいさつ」と書かれた席の面接官の前まで、さっそうと、迷いなくまっすぐに歩きます。
面接官との距離
立ち位置は、面接官の正面で、面接官との距離は約2歩(1.5mから2m程度)です。
細かく指定するには理由があります。
- 近すぎると、圧迫感があるだけでなく、座っている面接官を見下ろしてしまう
- 遠すぎると、堂々とした雰囲気がなく、声や笑顔の印象が薄くなる
ちょうどいい距離が「約2歩」です。
あいさつ
秘書検定準1級の面接試験で言う「あいさつ」は、実質的には次の台本どおりに言うことを示します。
このセリフに、「動作」が加わります。
具体的には次のとおりです。
- 面接官の前に立ったら、まず直立姿勢
- 「失礼いたします」と言ったあと、普通礼
- 直立姿勢に戻し、指を伸ばした手を、前で組みます
- 面接官の「鼻」辺りを笑顔で見ます
- 「受検番号○番、○○ ○○と申します。どうぞよろしくお願いいたします。」と笑顔で言います
- 言い終わったら、普通礼をします
- 最後に面接官の鼻を見ます
おじぎについては別ページで画像たっぷりに解説しましたので、ぜひ確認してください。
秘書検定準1級面接試験の審査ポイント
審査ポイントとしては受検要項や公式ホームページでも明記されているように、
- 態度
- 振る舞い
- 話し方の調子
- 言葉遣い
- 物腰
- しぐさ
- 身なりなど
とされており、注記として次の文章が付け加えられています。
つまり、「あいさつ」をしている姿を採点しているのは「あいさつの面接官」だけでなく、すべての面接官ということです。
秘書検定準1級面接試験対策DVD(実務技能検定協会)教材の中でも、すべての面接官が同じ採点シートを持っているところが見られると思います。
歩く姿も審査基準ですから、歩くスピードなども市販のDVD教材などで学習されると良いです。
注意点〜秘書検定準1級「あいさつ」の失敗例
本番でありがちなミスを列挙します。
- 「えー」と言ってしまう
- 視線がうろうろしている
- まっすぐ歩けない
- 手を後ろで組んでしまう
- 礼をしたあとに床を見つめている
強く意識しないと、ついつい出てしまいますので、今回を良い機会としてトレーニングしておきましょう!
合格マニュアル
秘書検定準1級面接「あいさつ」
秘書検定準1級面接「報告」
秘書検定準1級面接「状況対応」