こんにちは、秘書検定準1級面接対策、就職面接対策講師のKeiです。
秘書検定に限らず、すべての面接試験で重要な「お辞儀(おじぎ)」のポイント解説とトレーニング方法を完全解説します。日本で暮らすなら、マスターしておくだけで一生使えるスキルとなります。
クビが曲がりすぎているところですか?
正解です。こうやって、他の人のおじぎを見るとすぐに分かりますが、自分ができていないことをほとんどの人が気づいていません。わたしは講義の初めに必ずペアを作って、受講生同士がお互いに注意しあってもらい気づいてもらえるようにしています。
今日は、面接試験で必須の「おじぎ」をマスターするためのポイントとトレーニング方法を完全解説します。
秘書検定面接試験のおじぎ4種類(会釈・普通礼・敬礼・最敬礼)
秘書検定面接試験対策としてトレーニングすべき「おじぎ」は次の4種類です。
- 会釈(えしゃく)
- 普通礼
- 敬礼
- 最敬礼
※ 前傾姿勢は会釈と同じ角度で、上体を戻さず前に傾けたまま止めた状態のことです。
さて、おじぎは気持ちを伝えるジェスチャーのひとつですが、4種類もあるのはなぜでしょうか?
それは、気持ちを相手に伝える「気持ちの大きさ」や「思いの強さ」を表すためです。
ビジネスシーンでの「思い」はおよそ「ありがとう」「申し訳ございません」がほとんどです。
さぁ、具体的におじぎのポイントを解説していきましょう!
会釈(えしゃく)〜いちばん軽いおじぎ
会釈(えしゃく)は、軽いあいさつの時に使うおじぎです。
秘書検定の面接試験ではあまり使いませんが、状況対応で使う場合があります。
ポイントは、直立姿勢から腰から上半身だけを、背筋は伸ばしたまま5度曲げることです。
そのまま静かに前に上体だけを傾けるのです!
ビジネスシーンでは、廊下などですれ違った来客や他部署の上司などに対して、わざわざ声を出さずに、あいさつする(黙礼)ときに使います。
普通礼〜頻繁に使うスタンダードなおじぎ
ポイントは、会釈と同じように腰だけ曲げることです。
頭が少し低くなるので、ついつい首を曲げてしまいがちですが、後頭部から腰にかけては直立姿勢の時の壁がくっついたままのイメージで、前に上半身を倒します。
腰の高さで壁が折れて、倒れてきているのを後頭部と背中で支えているような感じです!
おじぎは「スピード」も重要
つぎに、重要なおじぎのスピードについて解説します。
つまり、すっとおじぎして、じわじわと戻る。
これが美しく見せるコツなのです。
すっと倒して、さっと戻すとなんだかあっさりしすぎて味気ないおじぎになります。
反面、じわじわ倒して、じわじわ戻せば、やわらかい印象はありますが、超多忙な上司にとっては「おじぎはいいから用件を言ってくれ」と、もやもやさせることになるでしょう。
すっと倒して、じわじわ戻す、ですね!
詳しくは別のページで解説します。
敬礼は「ありがとうございます」「もうしわけございません」の後にするおじぎ
秘書検定の面接試験では、状況対応の時に多用するおじぎです。
ポイントは、普通礼よりも角度があるため、腰だけを曲げると体重がかなり前に移動することです。
このとき、あなたはバランスを崩さないようにどうしますか?
背中と足を曲げてしまえばバランスを崩しませんよね?
しかし今は面接試験中です、美しい敬礼が求められています!
どうするか??
美しい敬礼をするためには、せいぜい5センチ程度のパンプスが有利。また、背筋や首が曲がらないよう背筋にも力と意識を注ぎます。
どうですか?
できます、できるはずです、わたしの講座に参加してくれた生徒は、茶髪だった猫背の方も、ほんの数日の練習で美しい敬礼をマスターしていました!できなかった人は誰もいません。
あなたも必ずできます!
最敬礼〜難易度高の一番深いおじぎ
一番深いおじぎです。「本当に申し訳ございません」「本当にありがとうございます」の意味を表します。
例えば、約束の時間通りに来た来客に、急なトラブルで上司が出張してしまい、本当に謝るしかない状況のときなどです。
または、上司が訪問した他社に傘を忘れていたため、わざわざ届けに来ていただいた場合の「誠にありがとうございます」と言った場合にも使います。
秘書検定面接試験では状況対応でだけ使うことがあります。
さて、ポイントは敬礼より深くおじぎをするために、敬礼以上に体重が前にかかることです。
トレーニング次第ですが、ついやりがちなのが「首を曲げてしまうこと」です。
思いっきり謝りたい(お礼を言いたい)がために、つい頭を下げてしまうのです。頭の高さを下げることが目的ですが、曲げるのは首ではなく「腰」の一点だけです!
さぁ、トレーニングしてみましょう!
鏡や、夜の窓ガラスに、あなたの綺麗なおじぎが映るのは、もうすぐそこです!
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