「状況対応」も結局は同じポイント
とにかく落ち着いて、演じきる
■ 状況対応の流れ
あいさつ、報告に続き、応用力を試される試験です。
面接官が提示するフリップ(B4サイズくらいの厚紙)に書かれている指示に従ったジェスチャーをします。
フリップを見る時間に制限時間はありません。存分に時間をかけて考えましょう。
具体的には、次の要領で考えます。
《状況対応のポイント》
1 課題をよく読む。
試験中ですから、早とちりしがちです。きちんと内容を確認します。
2 回答を考える。
ここは、筆記試験と同じで、与えられた状況に合うセリフを丁寧な文章で組み立てます。
3 頭の中で、ジェスチャー付きでリハーサルする
『誠に、申し訳ございません』や『●●様ですね、お待ちしておりました』など、最敬礼をつかうか、普通礼を使うかを決めます。
決めたら、頭の中でゆっくりリハしましょう。
このまますぐに、実演できそうなら、面接官に『はい!』と合図して、演技開始です!
● 注意点
元気いっぱいな受験生にありがちな失敗例を3点挙げます。
1:「申し訳ございません」というセリフを、笑顔で元気に言う
・・・コメントがしづらい失敗です。
本人は良いことと思ってやっているのですが、言われた相手はもっと複雑な心境です。
ここは、女優になりきって「誠に申し訳ございません。」と神妙な態度でお詫びします。
逆に、媚びるような言い方は絶対に避けましょう。
プロの秘書として詫びるのであって、決して気のいい店のおネエちゃんになってはいけません。
2:「こちらへどうぞ」など、誘導のしぐさが「荒い」
手で、誘導先を案内するとき、しなやかにウデを向けてくれると良いのですが、「ぶん!」とウデを真横に振ってしまう人がいます。ちょっと、知性のアピールが足りません、「しぐさが荒い」となりますのでご注意。
3:不要なジェスチャーを入れてしまう
「田中様ですね」といいながら、お客様のほうへ手を差し出してしまう人や・・・
「調べてまいりますので」といいながら、本をめくるようなしぐさをする人など、不要なジェスチャーを入れてしまう人がいます。
ジェスチャーは2通りの効果があります。
ひとつは、相手にわかりやすく視覚に訴える説明のため。
もうひとつは、自分に興味を引くために動きを見せるため。
後者は、プレゼンテーションに必要なジェスチャーで、就職面接では(ある程度)必要となるジェスチャーです。
秘書検定の面接試験では、前者の「相手のための」ジェスチャーのみ行います。
つまり、「ご説明の補足」に限りジェスチャーを付加するのです。
「目立ちたがり屋」なんていわれた経験のある人は、鏡を見ながら「クドいジェスチャーをしてないかな」と自己チェックしましょう。
● 頭が真っ白になった!どうしよう!!
フリップを伏せていただいた直後、頭が真っ白になることがあります。
いえ、受験生であった当時の私自身がそうでした。
どうすればよいでしょうか??
「すみません、もう一度見せていただいてもよろしいでしょうか」
の一言で解決です。
わたしが合格したときは、「報告」で、「もう一度はじめからやり直してもよろしいですか?」と「状況対応」で「もう一度見せて・・・」の2回もやり直したのに、合格しました。
これは、「落ち着いて、やり直しをお願いできたこと」「やり直しが、それなりに満足のゆくデキだったこと」が勝因です。
やり直しても、減点になりません。
・・・だって、減点項目に「やりなおした」なんて項目はアリマセンし、面接官もそんなことで、あなたの実力が見えなくなるような方々ではないのです。何百人・何千人も面接しているのです、
面接官を信じて、再チャレンジのお願いを落ち着いてできるようにしておきましょう。
逆に、一回できちんとできた人も、その部分だけで加点されるのではありません。
繰り返しますが、「採点ポイントがきちんとできたか」が評価対象なのです。
● 二回実演したあとに・・・
通常、二問出題されますから二回の実演で試験は終了となります。
ただ、ときどき二回の実演後に『少し、お伺いしてもよろしいですか?』
と、言われる場合があるようです。
内容はさまざまのようですが、
『秘書検定を受験しようとしたきっかけ』
『合格したらどのように資格を活かせたいか』
の二つは自分なりに答えを用意してておきましょう。
声に出して、15〜30秒以内に収まるくらいがいいでしょう。
さあ、これで大まかな流れは完成ですね!
あとは、トレーニングあるのみです、とにかく毎日、15分だけでもトレーニングしましょう!